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Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
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2008-05-08安定版

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安定版ウィキペディアこと FlaggedRevs extention がドイツ語版ウィキペディアで本格的に導入されました。

foundation-l より。

FlaggedRevs is now actually live on de.wikipedia.org :-).

Congratulations and many thanks to _everyone_ involved in getting us

to this point. In a nutshell, FlaggedRevs makes it possible to assign

quality tags to individual article revisions, and to alter default

views based on the available tags. In the German Wikipedia

configuration, unregistered users will always see the most recent

version that has been checked for vandalism, if any such version is

available.

Aka hacked up a nice script that shows how many pages have been

"sighted" (basic vandalism check) on the German Wikipedia:

http://tools.wikimedia.de/~aka/cgi-bin/reviewcnt.cgi?lang=english

Given that FlaggedRevs has just been live for a day or so, a review

rate of 4.41% is quite impressive! Kudos to the de.wp community for

its pioneering role in this important experiment. As a reminder to

other wiki communities, the extension can still be tested in the

Wikimedia Labs at:

http://en.labs.wikimedia.org/

Erik Möller [Foundation-l] Stable versions live on de.wp

stable version でチェックされるのは、基本的に荒らしチェックのみのようで、著作権侵害などにはさすがに手が回らない様子。まあでも、主の祈りについて調べようと思ったら autofelatio 画像が出てくるとか言う荒らしがあった*1後、なんてのを回避できるだけでも大きな進歩といえるのではあるまいか。

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http://wikipedia.g.hatena.ne.jp/Miya/20080507#1210146029

一点だけ。英語版ウィキペディアのブロックは大きく arbcom 裁定による投稿制限(Arbcom ban)と sysop によるコミュニティ判断による投稿制限(community ban)に分かれている。前者については詳細な規定があるが、後者は完全には文章化されていなかったのではあるまいか。その意味で書かれたものだけに頼って判断することは危険であると思う。

そして後者については、その場の、つまり sysop 単独の判断で無期限を含むブロックをかけることが出来て、そこで誰も異議を唱えなければそれは自動的に追認とみなされる。異議がある場合でも、いきなり解除することは厳につつしむべきこと*2、ゆえに管理者伝言板(WP:AN)ないしブロックを行った管理者の利用者会話ページで話し合いをした後でなければ解除ないし短縮はなされない*3。つまり enwiki でコミュニティ判断というときのコミュニティとは、実質的に管理者チームの中に閉じている。さらに、最近は、たとえ1000人いようともみんなが注視しているわけではないのだからということで、これを「コミュニティ判断」と呼ぶのは適切でないのではないかという疑義まで投げかけられている。「追認」ということの意義と実質が、enwiki と jawiki では全く異なることを忘れれると、制度の移入はうまくいかないのではないか*4


日本語版ウィキペディアのように、管理者でない個々の利用者がブロックの是非について発言する体制と、英語版ウィキペディアのように管理者および Arbcom の判断だけで基本はすすめられる体制と、どちらがよいかはともかく、水と油であるように思う。一部を取って来て簡単に嵌め込めるものだと思うと、かえって過つようにも思われる。

なお、あの官僚的でもってなる英語版ウィキペディアがそれでも管理者裁量を大胆に許している背景には、もともと個人の自主性を重んじ、善意による過誤には寛容であるという文化的背景だけでなく、Arbcom 裁定による解任が可能であるという制度的背景もあるのではないかと私はあまり根拠なく*5思っている。

しかし、jawiki が投稿ブロック周りをいじるとなると、「基本的に準拠」としている jawikiquote のそれも見直さないといけないなあ。幸いにあまり実施例がないので、遅れても大きな問題にはならないとおもうけど、大改訂をせなならんのかしらん;

*1:この手のお問い合わせというか「あなたたち、子どもが見るってことを考えてるんですかっ」という怒れる保護者のみなさんの抗議というのは毎日いろいろな言語でやってきます。はい。

*2:とここは文章化されている。

*3:個々のブロックの妥当性よりも管理者チームひいてはコミュニティ全体の結束を重んじているともいえる。

*4:それが「草案」が長く草案にとどまったことの一因であるかもしれない。

*5:というのは、Arbcom がないところでも、管理者の裁量を大きく許しているプロジェクトは多いので。