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Britty aka User:Aphaia の ウィキメディアプロジェクト回遊日誌
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2007-02-12ウィキペディアと広告

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昨日のエントリにいただいたコメントに、コメント欄ではなく、こちらでお返事をしてみます。

id:mogumoge さん

こちらのコメントにも書きましたがもうひとつの方法としてはアフィリエイトはどうなんでしょうか。アマゾンなんかの関連商品表示くらいでしたら情報の中立性も保たれると思います

アマゾンのアフィリエイトは英語版では過去検討されたことがありますが、議論の末、否決されています。そのときとあまり状況が変わったとは私は認識していません。この議論については、昨日コメント欄もご参照ください。

営利化については、もうひとつ、考えないといけない状況があります。

いまのウィキペディアが、いまの資金状況で、成り立っているのは「みんなボランティアで活動している」ということがあります。人件費が大幅に圧縮されている。コンテンツそのものにかかわる部分はゼロですし、問い合わせやマスコミ対応なども、非常勤職員1人、常勤1人、あとは全員ボランティアです*1

収益事業になった場合、お勤めの方は、兼業規定に差し障るので活動が出来ないということもありえます(英語版ではすでに勤め先から活動に一定の条件を課される方も出てきています。これとあれはやらない、というような消極的制限ですが)。そうすると収益事業にしたことで、人的資源のアロケーションが大幅に変わり、いままで出来ていたことがかえって出来ないということになり、人を雇わなければいけなくなって、かえって高コスト体質になり、やはりプロジェクトとしては立ち行かない。それも現在の状況よりももっと早く立ち行かなくなるし、コンテンツの充実も図れないという懸念があるという分析もなされています。厳密に数値実験したわけではないので、あくまでも可能性のひとつに過ぎませんが、ご参考までに。

すぐりさん経由、GIGAZINEさんのご指摘

確かにこれだけ(引用者注:現在月額7万5千ドル、GIGAZINE では増加分をいれて3ヶ月につき87万5000ドルと試算)の金額が必要となると、多少広告を貼った程度では維持できませんね、たぶん。

なお、広告をいれるリスクと利益については、ご指摘の、広告をいれた額でいまの経費が本当にまかなえるのか、という問題もさることながら、広告で入る額と離間するユーザトレードオフという、上で触れたのと似たような問題もあると私は考えています。

*1:ドイツ支部は専属職員が一人いますが、一応別組織ですし別勘定としておきます。